オンライン英会話とは、オンラインで英会話レッスンができるサービスです。
自宅にいながら利用できる英会話スクールとして、近年多くの英会話教室や企業が参入してサービスを展開しています。
一方で、そのスクール数の多さやどのようなスクールを選べばいいのか分からない、そもそも何がメリットなのかも知らないというケースも多くあります。
そこで今回は、オンライン英会話のメリットやデメリットを解説し、そのうえで選び方についても説明します。
さらにオンライン英会話に向いている人、向いていない人についても説明するので、最後までご覧ください。
オンライン英会話のメリット
オンライン英会話はメリットも多く、それが利用者の多さにつながっています。
そんなオンライン英会話のメリットとして次の点が挙げられます。
- どこでも利用できる
- 24時間利用できるところもある
- 講師が選べる
- マンツーマンでレッスンが受けられる
まず、オンライン英会話は、どこでも利用できます。
通常の英会話教室は駅前へ行ったり、車などで教室へ行かなければなりません。
一方、オンライン英会話は通信環境が整っていれば、自宅からでも気軽にレッスンを受けられるので、メリットがあります。
つまり、通学時間ゼロでいきなり学べてしまうのです。
次に24時間利用できるところもあります。
オンライン英会話によっては、海外在住の外国人講師のレッスンも受けられるのが特徴です。
欧米が昼間でも日本は深夜、あるいは早朝なので、一般的な英会話教室がレッスン時間外の時間でも利用できます。
オンライン英会話は講師の所在地に関係がないため、このように24時間いつでも利用できるところがあるのもメリットです。
オンライン英会話は講師を自分の希望に合わせて選べます。
たとえば、男性の講師がよければ男性の講師を選べるのはもちろん、指導歴や趣味などのバックグラウンドも公開されているので、趣味の話などを通じて英会話を学べます。
気になる講師を見つけたらレッスンを受けて、問題なければそのまま継続が可能なうえ、気に入らなければ、それで終えることもできます。
オンライン英会話は原則マンツーマンレッスンです。
そのため、こちらのペースで英会話を学べることから、十分な指導を受けられる上、こちらのレベルに合わせてカリキュラムを調整してもらうことも可能です。
それによってグループレッスンよりも質問がしやすく上達もスムーズなメリットがあります。
一般的な英会話教室だと、マンツーマンレッスンは高額ですが、オンライン英会話の場合は、そういったことがありません。
これはメリットの一例であり、他にも多くのメリットがあります。
オンライン英会話のデメリットは？
オンライン英会話のデメリットも存在します。
それは次の点です。
- 自由度が高すぎる
- 講師の人気度に差がある
自由度が高いと聞けば、一見メリットのように思われます。
一方で、その自由度の高さは継続の妨げになることもあるのです。
まず、講師が自由に選べるので、誰を選んでいいか分からず迷ったり、それ自体が手間になったりします。
次にカリキュラムも自由なので、自分で組まなければなりません。
それがストレスになったり、継続の妨げになったりするケースも多いのです。
講師の人気度に差があることもデメリットです。
オンライン英会話にはカリスマ講師のような人気講師がどんなサービスにも存在します。
そういった講師は、人気が高いことから予約が取りにくいケースも少なくありません。
一方で、予約を取りやすい講師は、キャラクターや教え方に難があったりするため、予約をとりやすいけど受講しにくいといったデメリットもあります。
こういった講師のレベルのばらつきも問題なのです。
以上の点を知ったうえでオンライン英会話を利用してみましょう。
オンライン英会話が向いている人
オンライン英会話が向いている人について紹介しましょう。
まず、オンライン英会話に向いている人は次のような人です。
- ネット環境が整っている人
- パソコンに慣れている人
- ある程度英会話力がある人
まず、ネット環境が整っている人がおすすめです。
オンライン英会話は、ビデオ会議システムなどを使用してレッスンを受けます。
そのため、ネット環境もある程度高速でないと画像が粗かったり、音飛びがします。
一方で光回線などの高速回線を使用している人であれば、スムーズな映像やリアルタイムのクリアな音声でレッスンが受けられるので快適な英会話の学習が可能です。
パソコンに慣れている人もおすすめです。
オンライン英会話はスマートフォンでも学習できますが、操作面やテキストなどを見る場合、パソコンのような大画面が便利です。
そのため、パソコンでビデオ会議ができるような人が向いていると言えます。
最後にある程度英会話力があることも必要です。
オンライン英会話は、海外在住の外国人が講師になります。
日本語に慣れている講師もいますが、久しく日本語を話していない講師も中にはいるため、日本語が通じにくいケースも少なくありません。
そういった場合もあることから、英会話の力がほとんどない人には向いていない可能性があります。
もちろん、日本の英会話スクールが展開しているオンライン英会話もありますが、割高であるケースも多く、実際に教室へ行った方が安い場合さえあります。
このような条件に合致する人がオンライン英会話に向いているといえるでしょう。
オンライン英会話に向いていない人
オンライン英会話に向いていない人もいます。
それは次のような人です。
- 基礎英語力がない
- スケジュールが決められない
- 家にタブレットやパソコンがない
まず基礎英語力がない人は向いていない可能性が高いと言えます。
オンライン英会話は、英語圏に住む現地の外国人講師が多く、日本語を十分に使えない可能性があります。
また、本場の話し方でレッスンを進めるため、リスニング力がないと、早口すぎて何を行っているか分からない可能性も少なくないのです。
そういった意味で、基礎英語力がないとオンライン英会話は向いていない可能性があります。
スケジュールが決められない人も向いていない可能性があります。
一部のオンライン英会話では、英会話教室のようにスケジュールを組んでいるものの、ほとんどのオンライン英会話は、スケジュールを自分で組むことが求められます。
このような状態ではスケジュールが決められない人にとって、効率よく英会話力を身に着けるのが難しく、挫折する原因になることも少なくありません。
家にタブレットやパソコンがない人もオンライン英会話は向いていない可能性があります。
スマートフォンで学べるケースが多いものの、画面が小さいことによって相手のジェスチャーが分かりにくいといった使いづらさを感じます。
その使いづらさによって挫折するケースもゼロではないのです。
可能であればパソコンやタブレットなどの大型画面で学べる環境を用意しておきましょう。
オンライン英会話の選び方
向いている人はもちろん、向いていない人であっても、オンライン英会話に挑戦したい方は多いはずです。
ここでは、どのようなオンライン英会話を選べば長続きしたいかというポイントを次に紹介しましょう。
- 目的を明確化する
- 予約システムをチェックする
- 外国人講師か日本人講師か
- 教材の使いやすさ
- レッスンシステム
まず、目的を明確化しましょう。
オンライン英会話は、提供しているサービスが似ているように見えて、実はかなり異なっています。
たとえば、ビジネス英会話に力を入れているところやTOEIC対策に力を入れているところ、あるいは日常英会話や旅行の英会話に力を入れているところです。
ここでミスマッチな選択をしてしまうと、日常英会話を学ぼうとしたのにビジネス英会話でついていけなかった、TOEIC対策をしたいのに内容が初歩的すぎるといったトラブルが起こります。
英会話で何を学びたいか、きちんと押さえておきましょう。
次に予約システムのチェックです。
Webで簡単に取れるものなのか、直前に予約を入れられるか、24時間いつでも予約できるかといったことです。
講師数が少ない所や使いにくいシステムのところは、予約を取るのもストレスなので、講師数や予約の取り方をあらかじめ調べてきましょう。
オンライン英会話の講師選びもポイントです。
初心者であれば、日本語が十分に理解できる日本人講師によるオンライン英会話がおすすめです。
また、ネイティブな発音や、より実践的な英会話を身につけたい場合は外国人講師を選びましょう。
外国人講師は、格安のレッスンだとフィリピン系の講師が多く、北米や英国の講師は、やや高額なレッスンになります。
ただ、日常会話レベルやTOEICの中級クラスであればフィリピン人講師の方がむしろ親しみがあり、親切なケースが多いため、おすすめです。
教材の使いやすさもチェックしましょう。
オンライン英会話では、無料でデータ形式のテキストを用意しているところもあります。
体験レッスンで、教材についても触れられるので、自分のスタイルにあったものか、理解できそうか、チェックするようにしましょう。
レッスンシステムも選ぶポイントです。
独自のレッスンシステムの場合は、若干使うのに慣れが必要な場合があります。
一方で、ビデオ会議システムのようなアプリケーションであれば、使いやすさや安定感もあるので、初心者にもおすすめです。
この点も事前にチェックしたり、体験レッスンで確認しておきましょう。
意外なオンライン英会話がマッチする可能性もあるので、一度体験レッスンを受けてみることをおすすめします。
まとめ
オンライン英会話は、オンライン上で利用できるので、自宅から気軽に本格的な英会話レッスンが受けられます。
一方で、オンライン英会話は、ネイティブの方が講師のケースも多く、ある程度英語力がないとレッスンを受けられないなどのデメリットもあります。
このような点があるものの、選び方に注意すれば続けやすくなる可能性も十分あります。
今回紹介した向いていない人であっても適切な選び方によって、自分に合ったオンライン英会話が選べるので、ぜひ参考にしてみてください。